ドイツの鉄道旅の雑学
リーフレット類を活用する
目的地別時刻表
乗り換えがある場合を含めて目的地までの全ての列車が案内されている。DB公式サイトの列車検索の結果を1日分まとめたものと思えば良い。旅行に行く前に調べていけば必要無いわけであるが、気ままな旅にはありがたい存在である。
最近では目的地までの列車を検索し、その結果をプリントアウトできる券売機も普及しつつあるので利用されたし。
目的地別時刻表(Halle(Saale)Hbf→Köthen・左)と券売機でプリントアウトした時刻表(Ludwigshafen(Rh)Hbf→Frankfurt(Main)Hbf)
路線図(Liniennetzplan)
大都市を旅行する際には是非とも必要。これがあると無いでは旅行の効率が大きく変わることもある。日本で売っているガイドブックにも主要都市の路線図が掲載されてることもあるが、最新のもので無かったり間違っていたりする場合も多いので、現地で手に入れたほうが無難。もちろんネット上で手に入れてから行ってもよい。
Ihr Reiseplan
IR以上の列車の車内に備え付けられている(一部例外あり)列車案内リーフレットである。その列車の愛称の由来・車両編成・停車駅・発着時刻・乗り換え案内などが掲載されている。基本的に英語併記であるが、国際列車では乗り入れ先に合わせた言語が併記される様である。
(左)ICE 1555 (Frankfurt(Main) - Dresden) の Ihr Reaiseplan(一部) Efurt Hbf への発着時刻や乗り場・乗り換え案内などが読み取れる。
(右)IR 457 (Dresden - Wroclaw) の Ihr Reiseplan(一部) 併記されているのはポーランド語と思われる。
両社を見比べていただくと、ICEのもののほうが紙質が良いことも解ると思う。
切符いろいろ
Verkehrsverbund(交通連合)地域の切符
まず下の写真を見て欲しい。上は Frankfurt(Main) 周辺の鉄道を取りまとめる RMV(ラインマイン交通連合)の切符である。下は Mannheim・Heidelberg といった都市の交通をまとめる VRN(ラインネッカー交通連合)の切符である。
(左)RMV 地域のDB駅で買った短距離切符
(右)Frankfurt(Main) 市電の切符
RMV の場合は券売機が統一されており、発券される切符のデザインも左下のロゴマークを除いて共通である。(左上)Mannheim 市電の切符
(左下)OEG の切符
(右)VRN 地域のDB駅で買った短距離切符
左の2つはまだ共通性を感じさせるデザインであるが、右の DB の切符は左の2つとデザインに共通性が感じられない。しかも左の2つは乗車前後に打刻が必要なのに対し、DB の切符は打刻の必要が無い(発券日時が印刷されている)。
RMV は国際空港を擁するせいか、券売機が英語(等)に対応するなどよそ者にも使いやすくなっているが、VRN のほうは地元客でもわかりにくいのでは無いか?せめて打刻の必要性の有無くらいは統一してほしいと思う。Heidelberg は国際観光都市にも関わらず公共交通機関が解りやすいとは言えない。
車内で買った切符
普通の日本人観光客が訪れるような駅にはまず間違い無く券売機があるので問題は無いが、田舎の小駅から乗車する場合、車内で切符を買わざるを得ないこともある。
(左)Eisenach 近郊の駅から乗った際に買った切符。
(右)フランスとの国境を跨ぐ区間の切符。
左の切符はおそらく車内販売の切符としてはポピュラーなものと思われる。
右の区間は何故か常備券があった。SNCFとの精算の都合だろうか。謎である。
切符の裏には・・・
日本では自動改札対応の磁気券が主流であるため、切符の裏側は黒または茶色のものが多いが、改札のないドイツではその必要性は無く、DBの場合切符に関する規則が書かれている事が多い。では他の鉄道ではどうか?
Frankfurt(Main) 市電の切符である。マナー向上の広告のようだ。
暴力は私には関係ない、とは言わず、私は見なかった、とは言わず、私は協力できます、といいましょう。
暴力追放の標語ですな。Düsseldorf 市電の切符である。なんと裏側はマクドナルドの割引券になっていた。
−DM 2,99 ポッキリで−
提示していただくとハンバーガー1つと0.3lのコカコーラかファンタかスプライトかがお買い求め頂けます。Düsseldorf と Neuss 市内のマクドナルドで2000年12月31日まで有効。
どうでも良いがこの切符を買ったのは2001年8月23日である。マイナーな電停で買ったのが敗因か・・・
勿論DBと同じように切符に関する規則が書いてあるものが多いのだが。
夜行列車を宿として使う日本においてもムーンライトなど料金が不要または小額で済む列車を宿代わりすることは安価に旅行する上で非常にポピュラーな方法であるが、 同じことはドイツでも言える。ここではユーレイルパスやジャーマンレイルパス等を持っている場合に利用できる夜行列車を上げておく。
Nürnberg Hbf.−Dortmund Hbf. IC520/521
IC520 IC521 2139 Nürnberg Hbf 0824 2351 0002 Frankfurt(Main) Hbf 0552 0612 0030 Mainz Hbf 0522 0218 0221 Köln Hbf 0329 0331 0242 0245 Düsseldorf Hbf 0306 0342 Dortmund Hbf 0200
夜行列車と言えるかどうかは微妙であるが、一応宿としても使える。特にIC520はDortmund到着が早過ぎるが、RE1・11系統などの始発がすぐにあるし、S-Bahnも終日運行なので居場所には困らない。
Köln Hbf.−Hamburg Altona IR2600/2601
IR2600 IR2601 0015 Köln Hbf. 0432 0036 Düsseldorf Hbf 0409 0128 0130 Dortmund Hbf 0318 0320 0343 Bremen Hbf 0049 0442 Hamburg Hbf 2347 0456 Hamburg Altona 2333
夜行列車としては短距離の列車なので睡眠時間は少なくならざるを得ないが、ユトランド半島方面を旅行する場合には便利である。
IR2600は日曜・IR2601は土曜(いずれも土曜の夜ということだが)運休なので注意。
Frankfurt(Main) Hbf.−Praha hl. n. D353/352
D353 D352 2337 Frankfurt(Main) Hbf 0641 0112 0115 Würzburg Hbf 0500 0508 0216 0242 Nürnberg Hbf 0323 0400 0406 0409 Marktredwitz 0200 0202 0809 Praha hl. n. 2208
チェコはユーレイルパスが通用しないので宿としてはあまり使えない。チェコ方面も絡めて旅行する場合には普通に乗車券を買うことになるだろう(ヨーロピアンイーストパスは割高)。
München Hbf/Stuttgart Hbf−Dresden Neustadt/Praha hl. n. D1904/1905/D1953/D1952/D353/D352
D1953 D1904 D353 IR2000 IR2001 D352 D1905 D1952 2308 Stuttgart Hbf 0648 − − 2310 München Hbf 0629 − − 0127 → 0120 0147 → 0242 Nürnberg Hbf 0323 → 0339 0414 → 0429 0510 0543 − − 0602発 Halle(Saale) Hbf 2400着 − − 2343 0007 0614 0644 − − 0527発 Leipzig Hbf 0032着 − − 2305 2313 0800 − − − Dresden Neustadt − − − 2155 − − 0803着 Berlin Zoo 2155発 − − 0406 0409 Marktredwitz 0200 0202 0809 Praha hl. n. 2208
非常に複雑な書き方をしてしまった(実際複雑な運行だし)が、要はMünchen・StuttgartそれぞれからDresden行き・Praha行きが運行されているということである。 このうちNürnberg Hbf〜Praha hl. n.に関しては上記のFrankfurt(Main) Hbf−Praha hl. n.の列車に併結される。
またDresden発着の列車は上下共Halle(Saale)HbfでBerlin方面のIRと連絡している。ただしIR2001は土曜、IR2000は日曜運休なので注意。
Basel SBB−Amsterdam D202/203
D202 D203 2325 Basel SBB 0634 2331 2341 Basel Bad Bf 0611 0628 0142 0145 Karlsruhe Hbf 0349 0353 0342 0344 Mainz Hbf 0152 0154 0532 0535 Köln Hbf 2346 2358 0600 0602 Düsseldorf Hbf 2317 2320 0647 0649 Wesel 2226 2228 0856 Amsterdam CS 2006
ユーレイルパス利用なら問題ないが、ジャーマンレイルパスの場合は上下とも乗り過ごさないよう注意が必要。